無理算段
読み方
むり さんだん意味
道理の上では難しいことを、あれこれ手立てを考えたり無理にやりくりしたりして、何とか実現しようとすること。特に金銭・時間・人員などを苦労して工面する場合によくいう。由来
「無理」は道理に合わないほど困難なこと、「算段」はやりくり・手立て・工夫の意。中国古典の有名な成句というより、日本語でこの二語が結びついて成立した表現と考えられる。近世、江戸時代(17~18世紀ごろ)には用例が見られるが、正確な初出年は不詳。備考
金銭・時間・人手の「苦しいやりくり」によく使う。「無理算段する」「無理算段で~する」の形が一般的。努力を表すことも、計画の危うさを批判することもある。例文
- 彼は開業資金を集めるため、親戚中に頭を下げて無理算段した。
- 納期に間に合わせるため、現場は人員をかき集めて無理算段で対応した。
- 家計が苦しい中でも、子どもの進学費用だけは無理算段して用意した。
- 無理算段を重ねた結果、計画そのものにひずみが出てしまった。
- その旅行は楽しかったが、日程が無理算段だったので皆へとへとになった。
類義語
- 工面
- やりくり
- 千方百計
- 苦心惨憺
対義語
- 余裕綽々
- 順風満帆