無理無体
読み方
むり むたい意味
道理に合わないこと、また相手の事情を無視して自分の考えを強引に押し通すこと。『無理やり』『乱暴に』という意味でも使われ、要求や振る舞いが筋違いで手荒いさまを表す。由来
漢語の「無理」(道理に合わないこと)と「無体」(筋が通らず、体裁もないこと)を重ねて意味を強めた語。中世日本語ですでに見られ、室町時代(14〜16世紀)ごろには用例が確認されるが、正確な初出年は不詳。江戸時代には浄瑠璃・歌舞伎などでも広く使われた。備考
やや古風で文章語的な響きがある。「無理無体に」「無理無体な」「無理無体を言う」の形で使うことが多い。日常会話では「無理やり」「強引に」で言い換えられることも多い。例文
- 彼は相手の事情も聞かず、無理無体に承諾を迫った。
- そんな無理無体な頼みを、今さら引き受けるわけにはいかない。
- 子どもを無理無体に起こしてまで連れて行く必要はない。
- 締め切り当日の大幅な修正依頼は、現場にとって無理無体だ。
- 店員に無理無体を言って困らせる客を見ると、胸が痛む。
類義語
- 無理矢理
- 強引
- 無理強い
- 問答無用
対義語
- 順理成章
- 穏当
- 任意