無為徒食
読み方
むい としょく意味
何もせず、働きもせずに、むだに日を送りながら食べて暮らすこと。社会や家庭に貢献しないまま他人に養われるような、怠惰で寄生的な生活を強く非難していう表現。由来
中国の古典漢語に由来する語です。「無為」は何もしないこと、「徒食」は働かずに食べることを意味します。合わせて、何の役にも立たずただ暮らすことを表します。成立時期は古代中国(紀元前後〜中世頃)にさかのぼると考えられますが、厳密な初出は未詳です。日本には漢文受容を通じて入ったとみられます。備考
強い非難を含む硬い表現です。人を直接評して使うと侮蔑的に響くことがあります。ここでの「無為」は老荘思想の肯定的意味ではなく、単に何もしないことです。例文
- 彼は働きもせず親のすねをかじり、無為徒食の日々を送っている。
- 若いうちから無為徒食に流されていては、将来の道は開けない。
- 長い失業の末、自分が無為徒食の生活に慣れてしまうことを彼は恐れた。
- 祖父は、健康な者が無為徒食で過ごすのを最も嫌った。
- その小説の主人公は、無為徒食の毎日を恥じて故郷を飛び出した。
類義語
- 遊惰放逸
- 怠惰
- 徒食
- 穀潰し
対義語
- 勤倹力行
- 刻苦勉励
- 粉骨砕身
- 一所懸命