無手勝流
読み方
むて かつりゅう意味
武器を持たずに勝つ流儀という意から、師匠や正規の教えに頼らず、自分で考え出した独自のやり方で物事を進めること。多くは「自己流」「我流」の意味で使われ、型破りで実用的な場合もあれば、基礎を欠く方法という含みを持つこともある。由来
「無手」は武器や道具を持たないこと、「勝流」は勝つための流儀・方法の意。もとは武術・兵法で、武器なしで敵に勝つやり方を指した語とされる。そこから、師伝によらない独自の方法の意味に転じた。成立年代は未詳だが、武芸の流派意識が盛んだった江戸時代以降に広まったと考えられる。備考
「独創的」という好意的な意味にも、「基礎を欠く我流」という批判的な意味にもなる。文脈によって評価が変わるため注意。例文
- 彼は料理学校に通わず、無手勝流で店を開いたが、味の良さで評判になった。
- 無手勝流の勉強法だけでは、基礎文法に抜けが出やすい。
- この会社の営業は無手勝流だったが、現場で鍛えられた独特の強みがある。
- 祖父は無手勝流で庭を造り、専門家も驚くほど見事な景観に仕上げた。
- 無手勝流でプログラムを書き続けるより、一度体系的に設計を学んだほうがよい。
類義語
- 自己流
- 我流
- 独学独習
- 独自流
- 独創的手法
対義語
- 正統派
- 師伝
- 直伝
- 定石通り
- 免許皆伝