無我無心
読み方
むがむしん
意味
我(自我)や私心を離れ、雑念にとらわれない心境。物事に没頭して作為がなく、自然体で働く状態をいう。
由来
仏教(禅)の語に由来し、「無我」(我執を離れること)と「無心」(心に妄念がないこと)を重ねて強調した表現。成立の正確な年代は不明だが、中世以降の禅思想・武道芸道の文脈で広まったとされる。
備考
禅・武道・芸道の文脈でよく用いられる。ほめ言葉として「雑念なく没頭している」意。日常会話ではやや硬めで文章向き。
例文
- 無我無心で筆を運ぶと、かえって良い文章が生まれる。
- 彼は試合中、無我無心の境地で動き、逆転勝ちを収めた。
- 瞑想を続けるうちに、無我無心に近い静けさを感じた。
- 職人は無我無心で作業に没頭し、細部まで仕上げた。
- 余計な計算を捨てて無我無心で挑めば、道は開ける。
類義語
- 無心無我
- 明鏡止水
- 虚心坦懐
- 無念無想
対義語
- 我欲煩悩
- 自我執着
- 煩悩具足