無二無三
読み方
むに むさん意味
ほかに比べるものがないほど唯一であること。また、あれこれ迷わず、ただ一つの目的に向かってひたすら突き進むこと。現代では特に「無二無三に努力する」のように、わき目もふらず一心に行動するさまを表す。由来
仏教語に由来する。『法華経』方便品の「無二亦無三(第二も第三もない)」という句がもとで、究極の教えは一つであるという意味を表した。漢訳『妙法蓮華経』は後秦の鳩摩羅什による406年ごろの訳とされ、日本での熟語としての定着時期は明確ではない。備考
文章語的で、日常会話ではやや硬い表現。「無二無三に」は勢い・必死さを伴う副詞的用法が多い。例文
- 彼は家族を養うため、無二無三に働き続けた。
- 試験まで残り一週間となり、彼女は無二無三で参考書に向かった。
- 若い起業家は、周囲の反対を気にせず無二無三に事業を広げた。
- 無二無三の努力が実り、ついに全国大会への出場が決まった。
- 崖の上から助けを求める声を聞き、彼は無二無三に現場へ走った。
類義語
- 一心不乱
- 一意専心
- 専心一意
- 無我夢中
- 唯一無二
対義語
- 右顧左眄
- 優柔不断
- 二心
- 迷い