炊臼之夢
読み方
すいきゅう の ゆめ意味
妻に先立たれること、またその悲しみをいう。中国の故事に基づく漢語的表現で、伴侶である妻を失う不幸を、凶夢になぞらえて表した語。現代の日常会話ではほとんど使われず、古典的・文章語的な場面で見られる。由来
中国古代の夢占いに関する故事に由来する。『臼で飯を炊く夢』を見たことが妻の死の前兆と解された話から、妻に先立たれる意になったとされる。遅くとも六朝期ごろまでには成立していたと考えられるが、正確な成立年は不詳。備考
非常に古風で難度の高い語。現代では日常会話より、漢文訓読・古典注釈・弔辞などで見かける。表記は『炊臼の夢』とも。『鼓盆之嘆』と近い。例文
- 古い弔辞では、妻に先立たれた悲しみを『炊臼之夢』と表現することがある。
- 祖父は祖母の死後、日記にただ一行、『炊臼之夢の嘆き深し』と記していた。
- 漢詩の注釈に、この句は作者の炊臼之夢を踏まえた表現だと説明されていた。
- 彼は突然の炊臼之夢に遭い、しばらく仕事に手がつかなかった。
- 現代ではあまり使わないが、炊臼之夢は妻を失う悲しみを表す古典的な語である。
類義語
- 鼓盆之嘆
- 炊臼之戚
- 喪妻
対義語
- 白頭偕老
- 琴瑟相和