温文爾雅
読み方
おんぶん じが意味
人柄や態度、言葉づかいが穏やかで礼儀正しく、上品で洗練されているさまをいう。単におとなしいだけでなく、教養や品位がにじむ落ち着いた風格を備えていることを、ほめて表す語。由来
中国の漢語表現に由来する。「温文」は穏やかで礼儀正しいこと、「爾雅」は言動が正しく上品でみやびやかなことを表す。四字熟語としての厳密な初出は定説がないが、少なくとも中国・清代(17~18世紀)の文学作品『聊斎志異』などに用例が見え、日本では漢籍受容を通じて定着した。備考
主に人柄や物腰をほめる硬めの文章語。外見の上品さだけでなく、教養・礼儀・落ち着きも含めて評価する語で、日常会話ではややあらたまった印象がある。例文
- 彼は温文爾雅な人柄で、初対面の相手にも安心感を与える。
- 新任の部長は温文爾雅だが、仕事の判断は驚くほど的確だ。
- 温文爾雅な話しぶりの奥に、揺るぎない信念が感じられた。
- 祖父の手紙には、温文爾雅な文章と深い教養がにじんでいる。
- 茶会での彼女の立ち居振る舞いは、まさに温文爾雅というべきだった。
類義語
- 温厚篤実
- 文質彬彬
- 雍容閑雅
- 温良恭倹
- 優雅
対義語
- 粗野
- 無礼
- 粗暴
- 下品
- 野卑