清濁併呑
読み方
せいだく へいどん意味
善悪・清廉と不正、好き嫌いなどの区別をつけず、良い面も悪い面もまとめて受け入れて包み込むこと。転じて、器量が大きく度量が広いことをいう。また、現実的にあえて細部の是非を問わずに取り込むという含みで使われることもある。由来
中国由来の成語で、出典は『荘子』などに見られる「清濁を併せ呑む(清い水と濁った水を同時に飲み込む)」という表現に基づくとされる。成立時期は戦国時代(紀元前4〜3世紀)頃の思想語に連なるが、日本語の四字熟語として定着した正確な年代は不詳。備考
「度量の大きさ」を褒める語だが、文脈によっては「是非を問わず取り込む」「不正も黙認する」など皮肉・批判的に響くことがある。例文
- 彼は異なる意見を清濁併呑で受け止め、議論を前に進めた。
- 新しいリーダーには、清濁併呑の度量と決断力が求められる。
- 理想だけでは組織は回らない。時に清濁併呑で人材を活かす必要がある。
- 彼女の清濁併呑な人柄のおかげで、対立していた部署が歩み寄れた。
- 清濁併呑を「何でも許すこと」と誤解して、ルール違反を見逃してはならない。
類義語
- 清濁合わせ呑む
- 和光同塵
- 泥中之蓮
対義語
- 清廉潔白
- 公明正大
- 清正廉潔