混然一体
読み方
こんぜん いったい意味
さまざまなものが入りまじり、区別がつかないほど一つに溶け合っていること。性質・要素・集団・景色などが自然に混じり合い、全体として一体となっているさまを表す。由来
「混然」は「入り混じって区別できないさま」、「一体」は「ひとつのまとまり」を意味し、これらを合わせて「混じり合って一つになる」意を表す語。漢籍由来の漢語的表現として成立したと考えられるが、特定の出典・成立年や時代ははっきりしない。備考
良い意味(調和・一体感)にも悪い意味(混同・論点不明瞭)にも使う。似た語に「渾然一体」があり、表記ゆれとして扱われることが多い。例文
- 新旧の街並みが混然一体となった景観が、この町の魅力だ。
- 国籍や世代の違いを越えて、会場は混然一体の熱気に包まれた。
- 議論では事実と憶測が混然一体になり、論点がぼやけてしまった。
- 彼の文章は比喩と論理が混然一体で、独特の読後感を残す。
- 祭りの囃子と人々の掛け声が混然一体となって夜更けまで響いた。
類義語
- 渾然一体
- 一体化
- 一如
- 融然一体
対義語
- 判然区別
- 截然分離
- 明確区分