深山幽谷
読み方
しんざん ゆうこく意味
人里離れた、奥深い山とひっそりした谷のこと。自然が濃く残り、静寂で神秘的な雰囲気をたたえた場所をいう。転じて、俗世から隔絶した境地・隠遁的な環境を表すこともある。由来
「深山」は奥深い山、「幽谷」は人目につかない静かな谷の意。中国古典由来の語で、山水の幽玄さをたたえる漢詩文などで用いられ、日本でも漢文素養の広まり(平安期以降)とともに定着したとされるが、成立年代の特定は難しく不詳。備考
主に文章語・描写語として用い、実際の地形描写にも比喩(俗世から離れた環境)にも使う。やや文語的で硬い印象。例文
- 彼は深山幽谷に分け入り、誰にも会わずに一日を過ごした。
- 深山幽谷の宿に泊まり、川音だけを聞いて眠りについた。
- 都会の喧騒を離れ、深山幽谷で心を洗いたい。
- 修験者が深山幽谷で厳しい修行を重ねたという。
- この寺は深山幽谷にあり、訪れる者も少ない。
類義語
- 深山僻谷
- 山奥
- 人里離れた地
- 幽邃
対義語
- 繁華街
- 人里
- 市井
- 都会喧騒