活殺自在
読み方
かっさつ じざい意味
生かすも殺すも思いのままにできるほど、他者の生死・運命を支配すること。また、武芸や処世などで相手を活かす(活路を与える)ことも殺す(封じる)ことも自在にできるほど、腕前や権限が絶大であること。由来
「活(い)かす」「殺(ころ)す」と「自在(思いのまま)」を組み合わせた語。中国の古典・禅語や兵法の文脈で、相手を生かす/殺すの用い分けを自在にする境地を説く表現が背景にあるとされる。成句としての成立時期は諸説あるが、少なくとも近世〜近代の漢文訓読・武芸書で用例が見られ、正確な初出年は不詳。備考
権力者が他者を一方的に支配するニュアンスで批判的に使われやすい一方、武芸・禅などでは「生かし方/制し方を選べる熟達」を指すこともある。例文
- 彼は人事権を握り、部下の昇進も左遷も活殺自在だ。
- 名将は敵を滅ぼすだけでなく、降伏した者を活かす策も持ち、まさに活殺自在である。
- あの審査員の一言で合否が決まるのだから、受験生から見れば活殺自在の存在だ。
- 薬の用量を誤れば命に関わる。医師の判断は時に活殺自在の重みを帯びる。
- 剣の達人は相手を傷つけず制することもでき、活殺自在の境地にあるという。
類義語
- 自由自在
- 縦横無尽
- 随意自在
- 活殺与奪
対義語
- 無力無能
- 手も足も出ない