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泰山鴻毛

読み方

たいざん こうもう

意味

価値や重さの差がきわめて大きいこと。特に、人の死や行為の価値は、志や目的によって、泰山のように重く尊いものにも、鴻毛のように軽いものにもなる、という意味で用いられる。

由来

中国・前漢の歴史家司馬遷が友人任安に送った書簡『報任少卿書』にある「人固より一死有り、或いは泰山より重く、或いは鴻毛より軽し」に由来する。成立は前漢時代、紀元前91年ごろとされる。泰山は中国の名山、鴻毛は大きな鳥の羽毛を指す。

備考

日常会話ではまれで、古典・歴史・倫理的な文脈で使われる硬い表現。単に「重い・軽い」の比較ではなく、死や行為の意義を問う語として用いられやすい。

例文

  • 彼は泰山鴻毛の覚悟で、私利私欲ではなく公共のためにその決断を下した。
  • 同じ失敗でも、目的や責任の取り方によって泰山鴻毛の差が生まれる。
  • 司馬遷の言う泰山鴻毛を学び、命や名誉の重さについて深く考えた。
  • その犠牲が無意味であったか意義あるものであったかは、まさに泰山鴻毛の問題である。
  • 歴史上の人物を評価するとき、単なる勝敗ではなく泰山鴻毛の観点からその志を見たい。

類義語

  • 泰山より重く鴻毛より軽し
  • 重きこと泰山の如し
  • 軽きこと鴻毛の如し

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