泥車瓦狗
読み方
でいしゃ がく意味
泥で作った車と、瓦で作った犬という意から、形はあっても壊れやすく、実際には何の役にも立たないもののたとえ。見かけだけ立派で中身がなく、頼りにならない人・物・組織を批判的にいうこともある。由来
中国古典に由来する漢語表現。成立時期の特定は難しいが、遅くとも宋代(10〜13世紀)までの漢籍・禅籍に用例が見られるとされる。泥の車も瓦の狗ももろく実用に乏しいことから、無用・脆弱のたとえとなった。備考
非常に古風でまれな語。日常会話ではほぼ使わず、文章語・評論・漢文調の文脈で見かける。意味は「もろくて役に立たない」「見かけ倒し」に近い。例文
- 見栄えだけを整えた新制度は、実際には泥車瓦狗にすぎなかった。
- 彼は旧来の組織を泥車瓦狗と断じ、抜本的な改革を求めた。
- いかに兵力を誇っても、統制のとれない軍隊は泥車瓦狗である。
- 耐久試験を経ていない製品を売り出すのは、泥車瓦狗を市場に並べるようなものだ。
- 華やかな宣伝に比べて内容が伴わぬ企画は、結局泥車瓦狗として忘れられた。
類義語
- 土鶏瓦犬
- 張子の虎
- 見かけ倒し
- 有名無実
対義語
- 金城鉄壁
- 盤石之固
- 堅牢無比