河図洛書
読み方
かと らくしょ意味
中国古代の伝説で、黄河から現れた竜馬の背にあったという「河図」と、洛水から現れた神亀の甲にあったという「洛書」を合わせた語。聖人がこれに則って易の八卦や政治・宇宙秩序の原理を作ったとされ、神秘的な図象・聖なる典籍・瑞兆を指す。由来
中国古代の神話・易学に由来する。伏羲が黄河の竜馬の図を見て八卦を作り、禹が洛水の亀甲の文から洪範九疇を得たという伝説に基づく。語句としては『易経』繋辞上の「河出図、洛出書、聖人則之」に見え、成立は戦国末期〜前漢頃(紀元前3〜2世紀頃)とされるが、伝説自体の年代は不詳。備考
日常会話ではほぼ用いられず、易学・中国思想史・占術・数理思想の文脈で使われる専門的な語。一般的な教訓を表す四字熟語ではない。例文
- 『易経』の注釈では、河図洛書が八卦や洪範の起源として重視されている。
- 彼の研究は、河図洛書の数理構造と陰陽五行思想の関係を明らかにしようとするものだ。
- 河図洛書は単なる図形ではなく、古代中国における宇宙秩序の象徴と考えられた。
- 展示室には、河図洛書をもとにしたとされる方陣や易占の資料が並んでいた。
- その画家は河図洛書に着想を得て、神秘的な数と図像を組み合わせた作品を制作した。
類義語
- 河洛の図書
- 洛書河図
- 図書