沈潜黙考
読み方
ちんせん もっこう意味
心を静め、むやみに言葉に出さず、物事の本質や問題の筋道を深く考え抜くこと。落ち着いて内省し、軽々しく結論を出さずに熟慮する態度を表す。由来
「沈潜」は心を深く沈めて物事の奥に入り込むこと、「黙考」は黙って考えることを表す漢語です。中国古典系の語感をもつ表現で、この二語を重ねて「静かに深く思索する意」を強めた四字熟語と考えられます。四字熟語としての明確な初出文献・成立年は未詳です。備考
文章語的でやや硬い表現。日常会話ではあまり使わず、評論・学術文・演説などで見かける。「沈思黙考」と近い意味で、より文語的な響きがある。例文
- 重大な決断を前に、彼は一人書斎にこもって沈潜黙考した。
- 研究者には、資料を読み込みながら沈潜黙考する時間が欠かせない。
- 会議で結論を急ぐより、まずは各自が沈潜黙考すべきだ。
- 禅の修行は、自分自身を見つめ直す沈潜黙考の機会にもなる。
- 騒がしい時代だからこそ、沈潜黙考して本質を見極める姿勢が求められる。
類義語
- 沈思黙考
- 深思熟慮
- 熟慮
- 熟考
対義語
- 軽挙妄動
- 猪突猛進
- 浅慮軽率
- 短慮