池魚之殃
読み方
ちぎょ の わざわい意味
自分には直接の責任や関係がないのに、他人や周囲の災難・争い・失敗に巻き込まれて被害を受けること。いわゆる「とばっちり」や「巻き添え」を意味する。由来
中国の故事に由来する語。『呂氏春秋』(戦国時代末、紀元前239年ごろ成立)に、宝珠を探すため池の水をさらい、池の魚が死んだ話が見える。また後世には「城門失火、殃及池魚(城門の火事を消すため池の水をくみ、魚まで災いを受ける)」という形で広まり、無関係な者に災難が及ぶたとえとなった。備考
文章語・教養語として用いられ、日常会話では「とばっちり」「巻き添え」の方が自然。読みは「ちぎょのわざわい」が一般的。例文
- 隣の部署の不祥事で全社の信用が落ち、私たちの営業成績まで悪化したのは、まさに池魚之殃だ。
- 友人同士のけんかを止めようとしただけなのに、なぜか私まで責められ、池魚之殃を受けた気分だった。
- 取引先の倒産の影響で、健全だった関連会社まで資金繰りに苦しむとは、池魚之殃と言うほかない。
- 一部の利用者の迷惑行為のせいで公園全体が閉鎖され、地域住民は池魚之殃を被った。
- 政争のあおりで関係のない職員まで異動させられたという話は、池魚之殃の典型例である。
類義語
- とばっちり
- 巻き添え
- 傍杖を食う
- 累が及ぶ
- 飛び火
- 巻き添え被害
対義語
- 自業自得
- 因果応報
- 身から出た錆
- 自招危難