汗流浹背
読み方
かんりゅう しょうはい意味
背中まで汗が流れてびっしょり濡れること。転じて、恐怖・緊張・恥ずかしさなどでひどく汗をかくこと、または一心に働いて大汗をかくことを表す。由来
中国の史書『後漢書』伏皇后紀に見える「汗流浹背」に由来する。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半に編纂した書物で、後漢末、献帝に詰問された曹操が退出後に振り返ると、恐怖で汗が背中まで流れていたという故事から広まった。備考
非常に古風で硬い表現。現代の日常会話ではまれで、漢文調・文章語として使われる。恐怖や羞恥の汗にも、労苦の汗にも用いられる。例文
- 厳しい面接で予想外の質問を受け、彼は汗流浹背の思いで答えた。
- 不正が発覚しそうになり、担当者は汗流浹背して説明を続けた。
- 真夏の工事現場で、作業員たちは汗流浹背になりながら復旧作業を進めた。
- 大勢の前で失敗を指摘され、私は汗流浹背の恥ずかしさを味わった。
- 締め切り直前の資料作成で、チーム全員が汗流浹背の奮闘を見せた。
類義語
- 汗顔無地
- 冷汗三斗
- 恐懼戦慄
- 戦々恐々
対義語
- 泰然自若
- 平然自若
- 余裕綽々