水乳交融
読み方
すいにゅう こうゆう意味
水と乳が自然に溶け合って区別できなくなるように、二つ以上のものが少しの違和感もなく、ぴったり調和して一体となること。また、人間関係が非常に親密で、心がよく通い合っていることにもいう。由来
中国の漢語成句。水と乳が混じり合って分けられない様子をたとえにした語で、初出の厳密な年代は不詳だが、禅宗の語録など中国文献に見え、遅くとも宋代(10~13世紀)には用例が確認されるとされる。日本には漢籍の受容を通じて伝わり、調和・融合のたとえとして定着した。備考
やや文章語・漢語的な表現で、日常会話より評論・スピーチ・文章で使われやすい。人間関係だけでなく、思想・文化・技法など異なる要素の自然な融合にも用いる。例文
- 新任の校長は生徒たちとすぐに打ち解け、学校全体が水乳交融の雰囲気に包まれた。
- この作品は伝統音楽と電子音が水乳交融し、独自の世界観を生み出している。
- 長年連れ添った二人は、水乳交融という言葉がふさわしいほど息が合っている。
- 地域の住民と移住者が水乳交融して、町おこしの活動が大きく前進した。
- 彼の文章は思想と表現が水乳交融しており、読む者に強い印象を残す。
類義語
- 意気投合
- 親密無間
- 渾然一体
- 魚水之交
- 和気藹々
対義語
- 犬猿之仲
- 貌合神離
- 水火不容
- 同床異夢