残酷無惨
読み方
ざんこく むざん意味
非常にむごく、思いやりがなく、相手にひどい苦しみや痛手を与えるさま。また、その結果として目を背けたくなるほど悲惨で痛ましい状態をいう。人の行為や仕打ち、出来事の有様に用いられ、強い非難や嫌悪の気持ちを含む。由来
「残酷」は仏教・漢文由来の語で、情け容赦なく人を苦しめる意。「無惨」も漢語で、見るに堪えないほど悲惨・むごい意。両語を重ねて意味を強めた四字熟語で、中国古典に直接の成句としての確実な初出年代は不詳(日本では近世〜近代の文章語として定着したとされる)。備考
強い非難語で口語ではやや硬い。人の行為にも惨状にも使えるが、軽い出来事に用いると誇張になる。公的文章・報道で見られる。例文
- 敵兵への処遇は残酷無惨で、戦後も長く非難された。
- 残酷無惨な事件の報道に、胸が締めつけられた。
- 弱者を笑いものにする態度は残酷無惨だ。
- その小説は残酷無惨な描写が多く、読む人を選ぶ。
- 自然災害の爪痕は残酷無惨で、街は一変していた。
類義語
- 残忍無慈
- 冷酷非情
- 残虐非道
- 無慈悲非情
対義語
- 温厚篤実
- 慈悲深厚
- 仁慈寛大