武運長久
読み方
ぶうん ちょうきゅう意味
戦いにおける幸運や勝利が長く続くこと。また、出征する人や武人に対して、戦場での無事・勝利・成功を祈る言葉。「武運」は戦いの運、「長久」は長く続くことを表す。由来
「武運」は武士・軍人としての戦いの運、「長久」は長く久しく続くことを意味する漢語の組み合わせ。中国古典の特定の一句に由来するというより、日本の武家社会で祈願・祝辞として定着した語とされる。成立の正確な年代は不明だが、中世以降の武士文化の中で用いられ、近代以降、とくに日清・日露戦争から昭和期の戦時下にかけて出征兵士を送る言葉として広く使われた。備考
本来は軍事・戦争に関わる語。現代では歴史的文脈や比喩・冗談で使われることが多く、戦争を想起させるため場面には注意が必要。例文
- 出征する兄に、家族は神社で武運長久を祈った。
- 武士たちは合戦の前夜、主君の武運長久を願って杯を交わした。
- 祖父の遺品には、「武運長久」と書かれた寄せ書きの日の丸が残っている。
- 監督は決勝戦に向かう選手たちに、冗談めかして武運長久を祈ると言った。
- 戦時中は、兵士の無事を願って武運長久の旗やお守りが贈られることが多かった。
類義語
- 武運昌隆
- 武運隆盛
- 戦勝祈願
- 必勝祈願
- 勝利祈願
対義語
- 敗北
- 敗戦
- 武運尽きる
- 敗色濃厚