樗櫟散木
読み方
ちょれき さんぼく意味
役に立たない木、転じて才能や能力が乏しく世の役に立たない人のこと。多くは自分をへりくだっていう謙称として用い、「私のような樗櫟散木には大任は務まらない」のように使う。単なる罵倒語としても解釈できるが、現代では非常に文語的・古風な表現。由来
中国戦国時代の思想書『荘子』(前4〜前3世紀ごろ成立)に見える、役に立たない大木「樗」や社の大きな「櫟」をめぐる寓話、および「散木」(材木として使えない木)という語に由来する。四字で「樗櫟散木」と整えられた時期は不詳だが、漢籍由来の成語として日本でも用いられるようになった。備考
非常に硬い漢語で、日常会話ではほぼ使われない。主に文章語・挨拶文・謙遜表現として用いられるが、他人に向けると失礼になりやすい。例文
- 私など樗櫟散木にすぎませんが、会の雑務くらいならお手伝いできます。
- 彼は自分を樗櫟散木と称していたが、実際には誰よりも経験豊かな人物だった。
- 大役を任され、樗櫟散木の身には荷が重いと感じている。
- 若いころは樗櫟散木と笑われた彼が、晩年には立派な研究を残した。
- この計画を成功させるには、樗櫟散木の私ではなく、専門家の力が必要だ。
類義語
- 無用之材
- 樗櫟之材
- 斗筲之人
- 才疎学浅
- 無芸大食
対義語
- 有用之材
- 棟梁之材
- 将相之器
- 才気煥発
- 英明果敢