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梅妻鶴子

読み方

ばいさい かくし

意味

梅を妻とし鶴を子とする、という意から、世俗の名利を離れ、自然を愛して清らかに暮らすこと、またそのような風雅な隠者・文人をいう。孤高で上品な生き方をたとえる語。

由来

中国・北宋の詩人、林逋(りんぽ、967~1028年)の逸話に由来します。林逋は西湖の孤山に隠棲し、生涯独身で、梅をこよなく愛し、鶴を飼って暮らしたため、「梅を妻とし、鶴を子とす」と評されました。これが後に四字熟語として定着したものです。正確な初出は諸説ありますが、宋代(10~11世紀ごろ)の故事にさかのぼります。

備考

中国故事に基づく雅語で、日常会話よりも文章・評伝・漢詩の説明などで使われやすい。林逋の逸話を知っていると理解しやすい。

例文

  • 彼は都会の喧騒を離れ、梅妻鶴子のような暮らしに憧れて山里へ移り住んだ。
  • 林逋の生き方は、まさに梅妻鶴子という言葉そのものだ。
  • 庭の梅を愛で、鳥と静かに過ごす祖父の晩年には、どこか梅妻鶴子の風趣があった。
  • この詩集には、世俗を超えて自然とともに生きる梅妻鶴子の精神が流れている。
  • 功名を求めるより、梅妻鶴子を思わせる静かな日々を選ぶ人もいる。

類義語

  • 閑雲野鶴
  • 林泉高致
  • 悠々自適

対義語

  • 功名栄達
  • 栄耀栄華
  • 利欲熏心

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