桃李成蹊
読み方
とうり せいけい意味
徳や魅力のある人のもとには、本人がことさらに宣伝したり呼び集めたりしなくても、自然に人が集まってくるという意味。桃や李の木が何も言わなくても、花や実を求める人々が集まり、その下に自然と小道ができることにたとえる。由来
中国前漢の歴史書『史記』李将軍列伝に見える「桃李不言、下自成蹊」に由来する。『史記』は司馬遷により紀元前91年ごろに成立したとされる。「蹊」は小道の意で、桃や李の下に人が通って自然に道ができることから、徳望ある人物には自然に人が従うことを表す。備考
古典由来の格調高い表現で、日常会話より文章・スピーチ・人物評で用いられる。「成蹊」は学校名などにも見られる語。例文
- 彼の誠実な仕事ぶりには桃李成蹊の趣があり、宣伝しなくても相談者が絶えない。
- 校長の温かな人柄を慕って卒業生が毎年集まる様子は、まさに桃李成蹊だ。
- 実力と徳を磨いていれば、桃李成蹊で良い仲間は自然に集まるものだ。
- あの医師は派手な広告を出さないが、桃李成蹊のように患者からの信頼で評判が広がった。
- リーダーに必要なのは大声で人を動かす力だけでなく、桃李成蹊を生む人徳でもある。
類義語
- 桃李不言
- 桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す
- 徳は孤ならず
- 不言実行
対義語
- 巧言令色
- 自画自賛
- 虚勢張揚