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格物致知

読み方

かくぶつ ちち

意味

物事の道理や本質を一つ一つ深く探究し、その結果として正しい知識や理解に到達すること。もとは儒教の考え方で、外界の事物をよく調べて理を明らかにし、自らの知を完成させる学問・修養の方法をいう。

由来

中国古典『礼記』の「大学」に見える儒教語に由来します。成立時期はおおむね戦国時代末期〜前漢期(紀元前5〜前2世紀ごろ)とされ、「致知在格物(知を致すは物に格るに在り)」の句から成りました。南宋の朱熹(12世紀)が重視して広まり、日本へも朱子学を通じて伝わりました。

備考

現代の日常会話ではあまり使われず、儒学・思想史・教育理念の文脈で用いられることが多い。『致知在格物』の形で引用されることもある。

例文

  • 朱子学では、格物致知が学問修養の基本とされた。
  • 彼は現場を丹念に調べる格物致知の姿勢で研究を進めている。
  • 表面的な印象で決めつけず、格物致知の精神で原因を探るべきだ。
  • この学校は校訓に格物致知を掲げ、実証的な学びを重んじている。
  • 思想史の授業で先生は、格物致知とは物の理を究めて知を致すことだと説明した。

類義語

  • 窮理格物
  • 即物窮理
  • 実事求是

対義語

  • 不学無術
  • 蒙昧無知
  • 浅学菲才

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