柳暗花明
読み方
りゅうあん かめい意味
もとは、春の景色の中で柳が茂って暗く見え、花が明るく咲き映えること。転じて、行き詰まって道がないように思えた状況で、思いがけず新しい活路や希望が開けることをいう。由来
中国・南宋の詩人、陸游の詩『遊山西村』の一句「山重水複疑無路、柳暗花明又一村」に由来する。12世紀後半(1170年代ごろ)の作とされ、山や川に阻まれて道がないと思った先に、柳の木陰と明るい花の向こうに村が現れた情景を詠んだもの。そこから、苦境の先に活路が見える意に転じた。備考
中国古典由来の文章語的な表現。比喩的に『苦境の先に希望が見える』意味で使うことが多いが、字義どおり春の美しい景色を表す場合もある。例文
- 資金繰りに苦しんでいた会社だが、新規取引先が決まり、まさに柳暗花明の展開となった。
- 受験勉強で行き詰まっていた彼は、先生の助言をきっかけに柳暗花明の道筋を見いだした。
- 交渉は決裂寸前だったが、相手の譲歩によって柳暗花明、合意へと進んだ。
- 長いリハビリの末に自力で歩けるようになり、家族は柳暗花明を実感した。
- その小説は、絶望的な状況から柳暗花明へ転じる結末が印象的だった。
類義語
- 一陽来復
- 起死回生
- 災い転じて福となす
- 活路が開ける
対義語
- 八方塞がり
- 前途多難
- 万策尽きる
- 進退維谷