東食西宿
読み方
とうしょく せいしゅく意味
欲が深く、都合のよい利益だけを両方から得ようとすること。特に、相反する二つの選択肢の長所だけを取ろうとする、虫のよい態度をいう。由来
中国の故事に由来する。斉の娘が、東隣の富むが醜い男と西隣の貧しいが美しい男のどちらに嫁ぐか問われ、「食事は東家で、宿泊は西家で」と望んだという話から。出典は後漢頃(2世紀頃)の『風俗通義』逸文などとされるが、成立年代の詳細は不明。備考
やや古風で書き言葉寄りの表現。人の欲深さや虫のよさを批判的に述べる場合に使われる。例文
- 給料は大企業並み、自由度はベンチャー並みを求めるのは、少し東食西宿ではないか。
- 彼は責任を負わずに成果だけ欲しがるので、周囲から東食西宿だと批判された。
- 安さと最高品質の両方だけを当然のように求める客の態度は、東食西宿に近い。
- 二つの提案の利点だけを取ろうとする東食西宿の考えでは、交渉はまとまらない。
- 彼女は安定した生活も刺激的な恋愛も同時に求め、友人に東食西宿だとたしなめられた。
類義語
- 二股膏薬
- 両天秤
- 漁夫之利
- 虫が良い
対義語
- 安分守己
- 質素倹約
- 無欲恬淡