朝秦暮楚
読み方
ちょうしん ぼそ意味
その時々の有利不利に応じて、立場・主張・付き従う相手をすぐに変えること。朝は秦に、夕べには楚に従うように、節操がなく、心や態度が定まらず、利益のある側へ次々と乗り換えるさまをいう。由来
中国の戦国時代(紀元前5〜3世紀)に栄えた大国、秦と楚の名に基づく漢語表現です。朝には秦、夕べには楚に属するという誇張から、利害に応じて仕える先や立場を変える意味になりました。初出の典籍は諸説あり、明確には不詳です。備考
中国故事由来のやや硬い表現。現代では主に書き言葉で、政治・外交・人事・人間関係などで、利益しだいで立場を変える人や態度を非難していうことが多い。例文
- 利益がある方へすぐ乗り換える彼の朝秦暮楚な態度は、同僚の不信を招いた。
- 選挙のたびに支援先を変えるその団体は、朝秦暮楚だと批判された。
- 戦国の小国は生き残りのため、ときに朝秦暮楚の外交を余儀なくされた。
- 会社の方針が朝秦暮楚では、現場の社員は安心して動けない。
- 朝秦暮楚の人物に重要な交渉を任せるのは危険だ。
類義語
- 日和見主義
- 変節
- 鞍替え
- 節操がない
- 付和雷同
対義語
- 初志貫徹
- 終始一貫
- 首尾一貫
- 確乎不抜