朝三暮四
読み方
ちょうさん ぼし意味
言い方や見せ方を少し変えるだけで、実質は同じなのに相手をだましたり、納得させたりすること。また、目先のわずかな違いに気を取られて、物事の本質や全体を見失うこともいう。由来
中国戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)の『荘子』斉物論篇にある逸話に由来する。猿回しの主人が、猿に木の実を「朝に三つ、暮れに四つ」と与えると言うと猿が怒り、「朝に四つ、暮れに三つ」と言い換えると喜んだ。合計は同じでも、表現の違いで相手が惑わされることから生まれた。備考
相手を言葉でごまかす意味と、目先の差に惑わされる意味の両方で使われる。だます側・だまされる側のどちらを指すかは文脈で判断する。例文
- ポイント還元を強調して値上げを隠すのは、まさに朝三暮四のやり方だ。
- 目先の条件の違いにばかりこだわるのは朝三暮四で、結局は同じ結果になる。
- 彼の説明は朝三暮四にすぎず、実際には負担が減っていなかった。
- 広告の文句に踊らされず、本当に得かどうかを見極めないと朝三暮四になる。
- 上司は朝三暮四の提案で部下を納得させようとしたが、すぐに見抜かれた。
類義語
- 朝四暮三
- 詭弁
- ごまかし
- 糊塗
対義語
- 正々堂々
- 誠心誠意
- 本質を見抜く