有終之美
読み方
ゆうしゅう の び意味
物事を最後までやり遂げ、締めくくりを立派で美しいものにすること。特に、長く続けてきた仕事・活動・競技生活などの最後を、成功や好結果、称賛される形で終えることをいう。由来
「有終」は「終わりをまっとうする」の意で、中国古典『詩経』大雅・蕩の「初め有らざるは靡く、克く終り有るは鮮し」に通じる考え。成句「有終之美」は中国・唐代の正史『晋書』(648年成立)に見える表現とされ、日本では訓読して「有終の美」とも書かれる。備考
現代では「有終の美」と仮名交じりで書くことが多い。「飾る」「収める」と結びつきやすく、引退・退任・閉幕など節目の成功に用いる。例文
- 監督は最後の大会で優勝し、有終之美を飾った。
- 定年退職の日、彼は大きな契約をまとめて有終之美を収めた。
- 長年続いた番組は、感動的な最終回で有終之美を迎えた。
- 引退試合で決勝点を挙げた彼女は、まさに有終之美を飾ったと言える。
- プロジェクトの終盤で気を抜かず、全員で有終之美を目指そう。
類義語
- 大団円
- 終わりよければすべてよし
- 掉尾を飾る
- 最後を飾る
- 見事な締めくくり
対義語
- 竜頭蛇尾
- 中途半端
- 半途而廃
- 尻切れ蜻蛉