有備無患
読み方
ゆうび むかん意味
ふだんから十分に備えておけば、いざという時にも心配や災いを避けられるということ。危険や困難を予測し、事前の準備を怠らない大切さを説く語。「備えあれば憂いなし」と同じ意味で用いられる。由来
中国古典に由来する語。『春秋左氏伝』襄公十一年(紀元前562年頃の記事)に「居安思危、思則有備、有備無患」と見え、平安な時にも危険を思い、備えがあれば患いはない、という戒めを表す。また『書経』にも類似の表現がある。日本には漢籍の受容を通じて伝わった。備考
日常では訓読調の「備えあれば憂いなし」の方が一般的。有備無患は文章語・訓戒調で、防災、危機管理、経営、受験などの文脈に合う。例文
- 地震への対策は有備無患の精神で、家具の固定や非常食の準備から始めたい。
- 海外出張では何が起こるかわからないので、有備無患と思って保険や連絡先を確認しておいた。
- サーバー障害に備えてバックアップ体制を整えるのは、まさに有備無患である。
- 彼は試験範囲外の内容まで復習し、有備無患の姿勢で本番に臨んだ。
- 有備無患というように、台風が近づく前に水や懐中電灯を用意しておこう。
類義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 居安思危
- 用意周到
- 万全の備え
対義語
- 臨渇掘井
- 泥縄式
- 無備無策
- 後手後手