月白風清
読み方
げっぱく ふうせい意味
月が白く明るく、風が清らかに吹くさまから、景色が澄みわたってすがすがしく美しいことをいう。特に、秋の月夜の静かで上品な趣を表す語。転じて、俗事を離れた清雅な雰囲気や、心が洗われるような自然の美しさのたとえにも使う。由来
中国・北宋の蘇軾『後赤壁賦』に見える「月白風清、如此良夜何」に由来するとされる。成立は元豊5年(1082年)ごろ。月が白く照り、風が清らかな理想的な夜景を表す漢語表現として、日本でも漢詩文の中で受け入れられた。備考
漢詩文由来の文語的で格調高い表現。日常会話ではまれで、詩歌・随筆・観光文などで月夜の清雅な景色を描くときによく合う。例文
- 台風が去ったあとの夜は、月白風清で、川面まで銀色に見えた。
- 山寺の縁に座ると、まさに月白風清というべき秋の情景が広がっていた。
- 詩人は月白風清の一夜を題材に、静けさと孤独を詠み上げた。
- 旅館の案内文には、「月白風清の露天風呂をお楽しみください」と記されていた。
- 雑事を忘れて月白風清の庭を眺めていると、心まで澄んでいくようだった。
類義語
- 風清月白
- 清風明月
- 月朗風清
対義語
- 風雨晦冥
- 風雨交加
- 暴風怒濤