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月下美人

読み方

げっか びじん

意味

月明かりの下でいっそう美しく見える美人、または月下に咲く花のように、はかなくも妖艶な美しさをもつものをたとえた語。一般には、夜に咲いて短時間でしぼむ花(サボテン科の「月下美人」)や、その花のイメージから転じて用いられる。

由来

語源は「月下(つきの下)」+「美人」。特定の古典の成句としての初出年代は不詳だが、近代以降、夜に一夜だけ咲く花「月下美人」(エピフィルム・オキシペタルム)が日本で観賞・栽培されるようになり(明治期以降とされる)、その花名として定着し、転じて人の美しさの比喩としても用いられるようになった。

備考

四字熟語としてより、花名としての認知が強い。比喩で使う場合は「はかなさ」「夜の美」の含みが出やすい。人名・作品名にも用いられる。

例文

  • 彼女は月下美人のように、夜の光の中でひときわ美しく見えた。
  • 一夜でしぼむ月下美人の花に、はかなさと気品を感じる。
  • 舞台の照明が落ち、月光の演出が入ると、主演女優はまさに月下美人だった。
  • 月下美人という言葉には、妖艶だが長くは続かない美のイメージがある。
  • 庭で咲いた月下美人を見逃すまいと、家族で開花の時刻を待った。

類義語

  • 絶世佳人
  • 才色兼備
  • 容姿端麗
  • 国色天香

対義語

  • 醜悪無比
  • 奇醜無類

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