月下氷人
読み方
げっか ひょうじん意味
男女の縁を取り持つ人、または結婚の仲立ちをする人のこと。特に、縁談をまとめる媒酌人・仲人を指していう。月の下で赤い糸を結ぶ「月下老人」と、氷の上で縁を結ぶという故事の「氷人」を合わせ、良縁を結ぶ存在をたとえた語。由来
中国の故事に由来する複合的な成語。「月下」は唐代の伝奇『続玄怪録』所収「定婚店」(9世紀頃)に見える、月下老人が男女を赤い糸で結び婚姻を定めるという説話に基づく。「氷人」は、婚姻の媒を「氷」にたとえる古い用例(典拠・成立年代は諸説あり、確定しにくい)から、仲人を指す語として用いられた。両者が合わさって「月下氷人」として定着した正確な成立時期は不詳。備考
やや古風・文語的で、日常会話では「仲人」「媒酌人」の方が一般的。人を指す語なので「月下氷人だ/になる/務める」などで用いる。例文
- 彼は月下氷人として二人の縁を取り持ち、ついに結婚までこぎつけた。
- 月下氷人を務める以上、双方の気持ちを丁寧に確かめる必要がある。
- 祖母は近所では月下氷人として知られ、縁談の相談が絶えなかった。
- 月下氷人の助言で、条件より相性を重視することにした。
- 友人に月下氷人を頼まれたが、責任の重さに少し身構えた。
類義語
- 仲人
- 媒酌人
- 媒人
- 縁結び
- 月下老人
対義語
- 破談
- 離縁
- 仲違い