曲学阿世
読み方
きょくがく あせい意味
学問や信念を正しく貫かず、時勢や権力者、世間に気に入られるように内容をゆがめてへつらうこと。特に、学者や知識人が真理よりも出世や保身を優先し、都合のよい説を唱えることを強く非難していう語。由来
中国前漢の司馬遷による『史記』儒林列伝(紀元前1世紀ごろ)に見える「曲学以阿世」に由来するとされる。正しい学問を曲げて世にへつらうな、という文脈から生まれ、日本でも学問や言論の堕落を戒める四字熟語として定着した。備考
主に学者・知識人・評論家などが、真理や良心より権力・世論・利益を優先する姿勢を厳しく非難する語。日常会話より、評論・新聞・政治や学術の文脈で使われやすい。例文
- 権力に都合のよい結論だけを唱えるその論文は、曲学阿世との批判を免れない。
- 学者たるもの、曲学阿世に陥らず、事実に基づいて発言すべきだ。
- 人気取りのために持論を変えた彼は、曲学阿世だと厳しく非難された。
- 政策に迎合する研究姿勢は、大学の自立を損ない、曲学阿世のそしりを招く。
- 師は学生たちに、真理を求める者にとって曲学阿世は最大の恥だと説いた。
類義語
- 阿世媚俗
- 阿諛追従
- 曲意逢迎
対義語
- 剛直不阿
- 是々非々