暗中飛躍
読み方
あんちゅう ひやく意味
人目につかないところで、ひそかに活躍したり奔走したりすること。表舞台に立たず、裏側で物事を進めるために力を尽くす意味で使われる。文脈によっては、陰で策動するというやや悪い意味にもなる。由来
「暗中」は暗がりの中、転じて人に知られない場所や状況を表し、「飛躍」は勢いよく動く・活躍することを表す。この二語を合わせた熟語で、特定の中国古典に基づく成語ではなく、日本で成立した熟語とみられる。成立時期の詳細は不明だが、近代以降の文章語で用例が見られる。備考
「暗躍」に近いが、必ずしも悪事とは限らない。功績をたたえる文脈でも使える一方、政治・陰謀の話では不穏な響きを帯びる。例文
- 新商品の成功の裏では、営業部の若手たちが暗中飛躍していた。
- 彼は表には出なかったが、交渉成立のために暗中飛躍した功労者だ。
- 選挙戦では、各陣営の参謀が暗中飛躍して支持を広げた。
- 事件解決の陰で、情報提供者が暗中飛躍していたことはあまり知られていない。
- 社内改革が円滑に進んだのは、管理部門の暗中飛躍があったからだ。
類義語
- 暗躍
- 陰で活躍する
- 水面下で動く
- 裏面工作
- 縁の下の力持ち
対義語
- 公明正大
- 正々堂々
- 公然活動
- 正面突破