旰食宵衣
読み方
かんしょく しょうい意味
政務や公務に熱心に取り組むあまり、朝早くから起きて夜遅くまで働き、食事さえ後回しにすること。転じて、国や組織のために寝食を忘れるほど職務に励むことをいう。もとは君主の勤勉な政治姿勢をたたえる語。由来
中国古典に由来する漢語成句です。「旰食」は日が高くなってから食事をすること、「宵衣」は夜明け前から着衣して職務に向かうことを表します。合わせて、早朝から深夜まで政務に励む意になりました。正確な初出は未詳ですが、遅くとも中国の南北朝〜唐代(5〜10世紀ごろ)には類例が見られます。語順違いの「宵衣旰食」も同義です。備考
文章語・漢文訓読調の硬い表現です。もとは君主や為政者の勤政をほめる語ですが、現代では責任ある立場の人が寝食を忘れて働く比喩にも使われます。例文
- 名君と呼ばれた彼は、民の暮らしを思い、旰食宵衣して政務に励んだ。
- 震災後の市長は、復旧のために旰食宵衣の毎日を送った。
- 再建期の社長には、旰食宵衣で現場を回る覚悟が求められた。
- 彼の旰食宵衣の働きぶりが、停滞していた計画を大きく前進させた。
- 国を預かる者は、旰食宵衣の精神を忘れてはならない。
類義語
- 宵衣旰食
- 夙夜在公
- 励精図治
- 寝食を忘れる
対義語
- 安逸無為
- 遊惰放逸
- 飽食終日
- 酔生夢死