旗幟鮮明
読み方
きし せんめい意味
自分の立場・方針・主張・態度がはっきりしていて、どちらの側に立つのか、何を目指すのかが誰にでも明確に分かること。もとは旗印が鮮やかで見分けやすい意から転じて、考えや姿勢が明白でぶれない様子をいう。由来
「旗幟」は軍隊の旗じるし・のぼり、「鮮明」はあざやかではっきりしていることを表す漢語です。古代中国以来の軍事的な語感を背景に、旗印が遠くからでも明瞭に見える様子から比喩化した表現と考えられます。特定の一書を典拠とする四字熟語としての成立時期は不詳ですが、日本では近代以降、とくに政治・思想・論説の分野で「立場を明確にする」意味で定着しました。備考
主に政治・外交・企業方針など、立場表明の文脈で使う。『旗幟を鮮明にする』『旗幟鮮明に打ち出す』の形が多い。明確さを評価する語だが、対立を招く含みを帯びることもある。例文
- 彼は人権侵害に反対する立場を旗幟鮮明にした。
- 新社長は脱炭素経営を最優先にする方針を旗幟鮮明に打ち出した。
- 選挙では、候補者が税制改革について旗幟鮮明に語ることが求められる。
- その新聞は戦争に反対する姿勢を旗幟鮮明に示していた。
- 会社は値上げ問題で旗幟鮮明にできず、取引先から不信感を持たれた。
類義語
- 態度鮮明
- 立場明確
- 主張明快
- 方針明確
対義語
- 曖昧模糊
- 優柔不断
- 玉虫色
- 態度不鮮明