文質彬彬
読み方
ぶんしつ ひんぴん意味
内面の実質や人柄と、外に表れる教養・礼儀・上品さとが、どちらにも偏らず調和していること。見かけだけでも無骨なだけでもなく、中身と洗練を兼ね備えた理想的な人物像を表す。由来
中国古典『論語』雍也篇にある孔子の言葉「質勝文則野、文勝質則史、文質彬彬、然後君子」に由来する。成立・編纂時期はおおよそ紀元前5〜4世紀ごろ。ここでの「文」は礼儀・教養・外面的な美しさ、「質」は実質・本質を指し、その両方がほどよく備わった状態をいう。備考
主に人物評で使う硬めの文章語。褒め言葉として「文質彬彬たる人物」「文質彬彬としている」の形が多い。日常会話ではやや古典的な響きがある。例文
- 彼は学識だけでなく礼節も備え、まさに文質彬彬たる教育者だ。
- 新任の校長は、厳しさと温雅さをあわせ持つ文質彬彬の人物として評判になった。
- 孔子は、君子たる者は文質彬彬であるべきだと説いた。
- 面接では、文質彬彬とした受け答えが高く評価された。
- 祖父は飾り気がないのに品があり、文質彬彬の紳士として近所でも知られていた。
類義語
- 才徳兼備
- 温文爾雅
- 秀外恵中
対義語
- 有文無質
- 華而不実
- 粗野卑俗