敬天愛人
読み方
けいてん あいじん意味
天を敬い、人を愛すること。自然や天道(道理)を畏れ敬い、その教えに従って、他者を思いやり慈しむ生き方・心構えをいう。道徳的な理想として、為政者や指導者の心得にも用いられる。由来
中国古典に由来するとされ、特に『易経』の「敬天」と『孟子』などに見られる「仁(人を愛する)」の思想が結びついた語と説明されることが多い。日本では西郷隆盛が座右の銘として掲げたことで広く知られ、幕末〜明治初期(19世紀中頃〜後半)に流布した。成立年代は特定困難。備考
西郷隆盛の語として有名。宗教的というより「天=道理・自然」の意味で使われることが多い。スローガン的にも用いられる。例文
- 彼は敬天愛人の精神で、部下にも取引先にも誠実に接している。
- 災害の前では人の力の限界を知り、敬天愛人の心を忘れないことが大切だ。
- 西郷隆盛の敬天愛人という言葉に、政治の原点を見いだした。
- 利益だけを追わず、敬天愛人を社是として地域に貢献する。
- 他者への配慮が欠けた言動は、敬天愛人の理念に反する。
類義語
- 仁義礼智
- 博愛精神
- 温厚篤実
- 仁愛
対義語
- 傍若無人
- 唯我独尊
- 利己主義