政教分離
読み方
せいきょう ぶんり意味
政治(国家・行政)と宗教を制度上切り離し、国や自治体が特定の宗教を支持・援助・圧迫しないようにするという原則。信教の自由を守るため、国家は宗教に対して中立であるべきだとする考え方をいう。由来
近代西洋で形成された政治・法の原則に由来する語。18世紀後半の啓蒙思想、アメリカ合衆国憲法修正第1条(1791年)、フランス革命期の議論などを背景に広まった。日本では第二次世界大戦後、日本国憲法(1946年公布、1947年施行)20条・89条で原則が明文化された。備考
ことわざ的な四字熟語というより、憲法・政治・宗教を論じる際の法律用語・社会語。公人の信仰そのものを否定する語ではなく、国家が特定宗教と結び付き過ぎないことを指す。例文
- 日本国憲法は、国家が特定の宗教を優遇しないよう政教分離を定めている。
- 市が宗教団体の行事に公費を支出したため、政教分離に反するのではないかと議論になった。
- その判決は、政教分離の原則をどこまで厳格に適用するかを示した。
- 学校教育では、信教の自由と政教分離の関係を学ぶことが大切だ。
- 政治家は個人として信仰の自由を持つが、公的立場では政教分離への配慮が求められる。
類義語
- 教会と国家の分離
- 国家と宗教の分離
- 宗教的中立
対義語
- 祭政一致
- 政教一致
- 国教制度