改過遷善
読み方
かいか せんぜん意味
自分の過ちや欠点を改め、善い方向へ心や行いを変えていくこと。単に後悔するだけでなく、反省を踏まえて実際に態度や行動を正し、より良い生き方・あり方へ向かうという意味で使う。由来
中国古代の経典『易経』の益卦にある「君子以見善則遷、有過則改(善を見ればすなわち遷り、過あればすなわち改む)」に基づくとされる。『易経』の成立は中国戦国時代、紀元前4〜3世紀ごろまでに整ったと考えられている。そこから「過ちを改め、善に移る」という意味の熟語として定着した。備考
文章語でやや硬い表現。個人の更生や反省だけでなく、組織が不祥事後に体質改善を図る文脈でも使える。単なる後悔ではなく、実際に善い方向へ改めることを含む。例文
- 彼は若い頃の非行を深く反省し、改過遷善の道を歩み始めた。
- 不祥事を起こした企業には、口先だけでなく改過遷善の実行が求められる。
- 師は弟子の失敗を厳しく戒めつつ、改過遷善へ導いた。
- 政治家は過去の発言を言い逃れするのではなく、改過遷善の姿勢を示すべきだ。
- 失敗をただ恥じるのではなく、改過遷善の機会と受け止めたい。
類義語
- 悔過自新
- 洗心革面
- 改邪帰正
- 回心転意
対義語
- 怙悪不悛
- 文過飾非
- 因循姑息