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損者三楽

読み方

そんしゃ さんらく

意味

人に害を及ぼし、身を損なう三種の楽しみのこと。『論語』では、①おごり高ぶることを楽しむ、②節度なく遊び歩く、③酒宴やぜいたくを楽しむ、の三つを指す。目先の快楽に流されて徳や生活を損ねることへの戒めとしていう。

由来

中国古典『論語』季氏篇にある「益者三楽、損者三楽」に由来する。孔子が、人のためになる三つの楽しみと、反対に身を害する三つの楽しみを説いた語で、成立は孔子没後に編まれた戦国時代ごろ(紀元前5〜3世紀頃)とされる。日本へは漢籍受容とともに伝わった。

備考

かなり古風で、日常会話ではほぼ使わない。多くは『益者三楽』と対で、儒教的な教訓を述べる文脈で引用される。『損する人の三つの楽』ではなく『害になる三つの楽しみ』の意。

例文

  • 驕りや遊興にふける生き方は、孔子のいう損者三楽に当たる。
  • 社長は新入社員に、目先の快楽ばかり追えば損者三楽に陥ると説いた。
  • 連日の豪遊を自慢する彼の姿を見て、私は損者三楽という言葉を思い出した。
  • 授業では『益者三楽』と『損者三楽』を対比しながら、健全な楽しみについて考えた。
  • 酒宴とぜいたくばかりを楽しむ生活は、古典の教えでは損者三楽と戒められる。

類義語

  • 驕奢淫逸
  • 放蕩三昧
  • 享楽主義

対義語

  • 益者三楽

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