揠苗助長
読み方
あつびょう じょちょう意味
物事を早く成し遂げようとして、自然な成長や進行を無理に促し、かえって悪い結果を招くこと。よかれと思った手助けが、時機や程度を誤ったために害になる場合をいう。由来
中国戦国時代の思想書『孟子』公孫丑上に由来する。宋の国の人が苗の成長を早めようとして一本一本引っ張り上げ、帰宅して「苗を助けて長ぜしめた」と言ったが、苗は枯れてしまったという寓話による。成立は紀元前4〜3世紀ごろとされる。備考
「揠」は引き抜く・引き上げる意。日常会話では難語で、文章語・教養語として用いられる。単なる「助長」と違い、無理な促進が逆効果になる点を強調する。例文
- 新人を早く一人前にしようとして仕事を詰め込みすぎるのは、揠苗助長になりかねない。
- 子どもの才能を伸ばしたい気持ちは分かるが、毎日過度な練習を強いるのは揠苗助長だ。
- 植物に肥料を与えすぎて枯らしてしまい、まさに揠苗助長の結果となった。
- 改革を急ぐあまり現場の理解を得ないまま制度を変えれば、揠苗助長に終わるだろう。
- 彼の回復を願って無理に運動させたが、症状が悪化し、揠苗助長だったと反省した。
類義語
- 抜苗助長
- 過干渉
- 性急拙速
- 焦って事を仕損じる
- 急いては事を仕損じる
対義語
- 自然成長
- 大器晩成
- 時機到来
- 果報は寝て待て