換骨奪胎
読み方
かんこつ だったい意味
他人の詩文や既存の作品の発想・構成を取り入れつつ、十分に工夫して、まるで別の新しい作品のように作り変えること。転じて、古いものや既存の形式に大きく手を加え、内容や印象を一新することもいう。由来
中国・北宋の11〜12世紀ごろの詩話に由来するとされる。とくに宋代の僧・恵洪の『冷斎夜話』(12世紀初頭ごろ)で、黄庭堅の詩作法として「換骨法」「奪胎法」が語られたことがもと。古人の表現を取り入れながら、別物のように新しく作り変える意から成立した。備考
本来は詩文・芸術の文脈で使われる語。単なる盗用ではなく、元を十分に消化し、独自性のある新しい作品に作り替える点が重要。現代では企画やデザインの刷新にも用いられる。例文
- 彼の新作小説は古典を換骨奪胎し、現代の青春物語としてよみがえらせた。
- この映画は神話を換骨奪胎して、壮大なSF作品へと再構成している。
- 老舗ブランドは伝統的な意匠を換骨奪胎し、若者向けの商品として売り出した。
- 師の技法をそのまままねるのではなく、換骨奪胎して自分の表現にすることが大切だ。
- その企画は海外の成功例を換骨奪胎し、日本の市場に合う形へと磨き上げられている。
類義語
- 翻案
- 脚色
- 改作
- 面目一新
対義語
- 旧態依然
- 因循守旧
- 千篇一律