排山倒海
読み方
はいざん とうかい意味
山を押しのけ、海をひっくり返すほどの力という字義から、非常に激しく圧倒的な勢い・迫力・影響力をもつことをいう。人の気勢、歓声、軍勢、自然現象など、強大な力が一気に押し寄せるさまのたとえ。由来
中国古典に由来する成語。字義は「山を押しのけ、海をひっくり返す」。宋代の歴史書『資治通鑑』(11世紀)など、中国古典に見える山海をも動かす比喩表現を背景に成立したとされ、強大な威力や猛烈な勢いを表す語として定着した。日本への伝来時期は明確ではないが、漢籍受容を通じて用いられるようになった。備考
中国由来の硬い文章語。日常会話ではやや稀で、評論・報道・演説などで「排山倒海の勢い」「排山倒海の迫力」の形で使われることが多い。例文
- 新製品は発売直後から排山倒海の勢いで売れ、市場の流れを一変させた。
- 決勝点が決まった瞬間、スタジアムには排山倒海の歓声が湧き起こった。
- 台風が近づく海では、排山倒海のような波が岸壁を激しく打った。
- 彼の演説は排山倒海の迫力に満ち、聴衆を強く引き込んだ。
- 改革を求める世論は排山倒海の勢いで広がり、政府も対応を迫られた。
類義語
- 破竹之勢
- 疾風怒濤
- 怒濤の勢い
- 飛ぶ鳥を落とす勢い
対義語
- 平穏無事
- 無風状態
- 静穏
- 沈静