挙棋不定
読み方
きょき ふてい意味
碁石や将棋の駒を手に持ったまま、どこへ打つか決められないことから、方針や態度をなかなか決められず迷うこと。決断力がなく、ぐずぐずしている状態をいう。由来
中国の歴史書『春秋左氏伝』襄公二十五年に見える「弈者挙棋不定、不勝其耦」に由来する。成立は戦国時代ごろ(紀元前4世紀前後)とされ、春秋時代の出来事を記した文脈で、碁を打つ者が石を持ったまま迷えば相手に勝てない、というたとえから生まれた。備考
文章語・硬い表現。日常会話では「優柔不断」のほうが一般的。囲碁・将棋の比喩だが、現代では政治・経営・進路などの決断にも用いる。例文
- 新規事業に投資するか撤退するか、役員会は挙棋不定のまま時間だけが過ぎた。
- 彼は進学先をいくつも比較しているが、挙棋不定でまだ結論を出せない。
- 災害時の対応で挙棋不定では、現場の混乱を招いてしまう。
- リーダーが挙棋不定だと、部下は何を優先すべきか分からなくなる。
- 好機が来ているのに挙棋不定でいるうちに、競合他社に先を越された。
類義語
- 優柔不断
- 躊躇逡巡
- 遅疑逡巡
- 右顧左眄
対義語
- 即断即決
- 当機立断
- 剛毅果断
- 決断果敢