挙措進退
読み方
きょそ しんたい意味
立ったり座ったり、進んだり退いたりといった身のこなしや動作の一つ一つ、または日常の立ち居振る舞い全般を指す。特に、礼儀作法や態度の良し悪しが問われる場面で用いられ、「挙措進退に気をつける」のように、所作が整っている/慎むべきだという含みで使われる。由来
「挙措」は挙げて措く(動かして置く)の意から転じて「ふるまい・動作」。「進退」は進む・退くで「立ち居(処し方)」を表す。これらを並べて「日常の動作・立ち居振る舞い」をいう漢語的な複合で、典拠となる特定の故事は明確でない(成立時期も特定困難)。ただし語としては漢文訓読・儒教的礼法の文脈で用いられ、近世以前から文章語として定着したと考えられる。備考
改まった文章語。主に「挙措進退に(も)注意する/慎む/整う」の形で用い、日常会話では「立ち居振る舞い」「所作」がより一般的。例文
- 面接では、言葉遣いだけでなく挙措進退にも注意した。
- 格式ある式典では、挙措進退がその人の育ちを映すと言われる。
- 舞台に立つ者は、挙措進退の美しさが観客の目を引く。
- 彼女は挙措進退が落ち着いていて、周囲に安心感を与える。
- 指導員は、生徒の挙措進退を正し、礼法の基本を教えた。
類義語
- 挙動進退
- 進退挙措
- 挙措動作
- 行住坐臥
対義語
- 自由奔放
- 放縦無頼