指揮若定
読み方
しき じゃくてい意味
大事や非常時でもあわてず、落ち着いて全体を見ながら人を指図し、物事を的確に処理すること。特に、指導者や将軍が堂々として命令を下し、少しも動揺しないさまをいう。由来
中国・北宋の歴史書『新唐書』裴行倹伝(11世紀ごろ)に見える語に由来する。唐の将軍・裴行倹が戦場で少しも慌てず兵を動かしたことをたたえた表現で、古くは「指麾若定」とも書かれた。備考
やや文語的で、日常会話より文章・演説で使われやすい。「若」は「〜のように」の意で、最初から定まっているかのように落ち着いて指揮する様子を褒めていう。例文
- 火災現場でも隊長は指揮若定で、隊員たちに的確な指示を与えた。
- 社長は急なシステム障害にも指揮若定の態度を崩さず、復旧作業をまとめた。
- 名将と呼ばれる彼の指揮若定ぶりが、劣勢だった試合の流れを変えた。
- 史書には、将軍が矢雨の中でも指揮若定で兵を動かしたと記されている。
- 危機の場面でこそ、指揮若定たるリーダーの存在が組織を救う。
類義語
- 泰然自若
- 神色自若
- 沈着冷静
- 余裕綽々
対義語
- 周章狼狽
- 右往左往
- 驚惶失措
- 狼狽周章