拳拳服膺
読み方
けんけん ふくよう意味
優れた教えや大切な言葉を、強く心に抱き、いつまでも忘れず守り続けること。単に記憶するだけでなく、自分の指針として誠実に受け入れ、行動の基準にするという意味。由来
中国古典『礼記』の「中庸」にある「得一善、則拳拳服膺而弗失之矣」に由来します。「拳拳」は真心をこめて大切にするさま、「服膺」は胸に抱いて忘れない意です。『中庸』の成立時期は戦国時代末期から前漢初期、紀元前3~2世紀ごろとされます。備考
やや文語的で格調の高い表現。対象は「教え・理念・戒め・信条」など抽象的内容が多い。日常会話より、文章・式辞・評論などで使われやすい。例文
- 彼は恩師の教えを拳拳服膺し、研究に励んでいる。
- 創業者の理念を拳拳服膺して、社風を守り続けたい。
- 公務員は法の精神を拳拳服膺し、公正に職務を果たすべきだ。
- 先人の戒めを拳拳服膺すれば、同じ過ちを繰り返さずに済む。
- 彼女は患者第一という言葉を拳拳服膺して、日々の看護に当たっている。
類義語
- 肝に銘じる
- 心肝に銘ずる
- 心に刻む
- 銘肌鏤骨
対義語
- 馬耳東風
- 聞き流す
- 等閑視之